御垣内参拝とは?特別な体験を伊勢神宮で

御垣内参拝のために神服を着た神職と巫女 神秘の存在たち

(アイキャッチ画像はイメージです)

伊勢神宮への参拝は、多くの人々にとって心の浄化とスピリチュアルな充実を得る機会です。しかし、一般的な参拝とは一線を画する特別な体験があります。それが「御垣内参拝(みかきうちさんぱい)」です。先のゴールデンウィークに筆者は「御垣内参拝」をさせていただきましたので、このブログ記事では、御垣内参拝の魅力やその手順について詳しくご紹介します。

伊勢神宮の概要について詳しく知りたい方はこちら

御垣内参拝とは?

御垣内参拝は、伊勢神宮の最も神聖な場所である本殿の内側に入ることを許される特別な参拝方法です。通常の参拝者は、御垣(囲い)の外からお参りしますが、御垣内参拝ではその内側まで進むことが許され、より近くで神様に祈りを捧げることができます。

御垣内参拝の申し込みと参拝の流れ

御垣内参拝を行うには、事前の申し込みが必要です。以下の手順を踏んで、参拝を計画しましょう。

  1. 両宮ともに神楽殿の神札授与所でご造営資金(初穂料)を納めたい旨を伝え、記帳し、初穂料をお納めします。金額は2000円以上で上限はありません。
  2. 本宮左手に神職の方がいらっしゃる南宿衛屋がありますので、初穂料をお納めした際に授与された、特別参宮章を提出し記帳します。(この特別参宮章一枚につき配偶者とその子供までがお参りできます。)
  3. 神職の案内に従い、本殿の内側へと進みます。神職が参拝の手順やマナーについて説明してくれますので、初めての方でも安心です。
  4. 神職の指示に従って、心を静め、神様への感謝や願い事を伝えましょう。

参拝時の注意点

御垣内参拝は非常に神聖な儀式であり、以下の点に注意する必要があります。

服装

伊勢神宮の特別参拝要項にはこのように書かれています。

「参拝者の服装は礼服が望ましいが、敬意を失しない程度の平常服で男性は背広・ネクタイ、女性はこれに準じた服」

この日は、主人は黒の礼服、私も黒のスーツで参拝しました。

御垣内参拝には厳格なドレスコードがあり、服装を誤ってしまうと御垣内参拝ができないということも起こりえますので、十分にお気をつけください。

(筆者の母は、以前御垣内参拝をした際、着物の生地で作ったワンピースで注意されました。その時の私は訪問着の和装で何も言われなかったので、フォーマル用の着物はOKですが、おしゃれ着物や着物地の洋装はNGのようです。)

静粛な態度

参拝中は静かに行動し、他の参拝者や神職に配慮しましょう。

写真撮影

御垣内参拝中は写真撮影が禁止されています。カメラやスマートフォンは使用しないようにしましょう。

御垣内参拝の魅力

御垣内参拝は、伊勢神宮の最も神聖な場所で神様に直接祈りを捧げることができる、特別な体験です。この参拝を通じて、より深いスピリチュアルな感覚を得ることができるでしょう。また、神職の丁寧な案内により、日本の伝統的な儀式や作法についても学ぶことができます。

まとめ

御垣内参拝は、伊勢神宮でしか体験できない特別な参拝方法です。心身ともに清められ、神様への深い感謝と祈りを捧げるこの機会を、ぜひ一度体験してみてください。事前の準備をしっかりと行い、神聖な儀式を通じて、心豊かな時間を過ごしましょう。

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